春・秋の特別展

平成15年度春の特別展「天下大変−資料に見る江戸時代の災害−」

平成15年度春の特別展「天下大変−資料に見る江戸時代の災害−」


【展示会】


概要

平成15年は江戸開府400年に当たり、江戸開府400年を記念する様々な事業が企画されました。
江戸城の北の丸に位置し、江戸幕府から伝わる貴重な古書・古文書等を多数所蔵する当館でも、春の特別展を「天下大変−資料に見る江戸時代の災害−」として、地震、噴火、水害、火事、飢饉など、江戸時代の人々を襲った大災害を記録した当時の文書や図面などを多数展示しました。
「天下泰平」と称される江戸時代においても、たびたび大災害が発生したこと、多くの人々が被災の模様を克明に記録したこと、そしてそれらの記録の中に将来のための貴重な教訓や心得が書き残されていることなど、私達の先祖が懸命に生きてきた歴史を振り返りました。



主な展示


『安政見聞誌』
磁石を用いた地震予知器の図。



『安政見聞誌』
安政2年(1855)の江戸大地震の惨状。



『安政風聞集』
安政3年(1856)の洪水で逃げ惑う人々。



『視聴草』
天明3年(1783)の浅間山大噴火の様子。