国立公文書館は、令和7年6月12日(木)、東京都内において、「国際アーカイブズ週間」を記念した講演会を開催しました。今年度で17回目となる本講演会では、お二人の講演者をお招きしました。
はじめに、学習院大学名誉教授の高埜利彦氏から、「アーキビスト認証制度の確立と今後への期待」という題で、これまでのアーキビスト認証の検討・実施の過程を総括いただき、今後の専門職の人材育成の在り方について御講演いただきました。
続いて、国立公文書館アジア歴史資料センター長の波多野澄雄氏から、「「終戦」を記録する」という題で、「終戦(敗戦)」という未曽有の出来事のなかで、政府として何を記録し、何を次世代に伝えるべきか、について御講演いただきました(波多野氏講演の概要はアジ歴ニューズレター第48号(8月15日発行)に掲載予定です。)。
今回の講演会は対面とオンラインでの開催とし、国及び地方公共団体が設置する公文書館等、アーカイブズ関係機関等のほか、一般聴講者を含め、226名(会場:68名、オンライン:158名)の参加がありました。
高埜利彦氏による御講演
波多野澄雄氏による御講演