「団体、個人及び家に関する国際標準アーカイブズ典拠レコード第2版(International Standard Archival Authority Record for Corporate Bodies, Persons and Families, 2nd Edition :ISAAR(CPF))」の日本語版を掲載しました




国立公文書館は、公文書等の管理に関する法律(平成21年法律第66号)第15条第4項に基づき、館が保存する特定歴史公文書等の適切な保存を行い、 及び適切な利用に資するために必要な事項を記載した目録を作成及び公表しています。
アーキビストの職務基準書』(平成30年12月独立行政法人国立公文書館)では、「公文書等の目録作成」は、アーキビストの職務の一つであり、この職務を遂行する上で、 「所蔵資料に関する理解」「所蔵資料の目録及び検索方法に関する理解」等のほかに、 「国際的な標準化を視野に入れた目録記述に関する理解」が求められています。 「国際的な標準化を視野に入れた目録記述に関する理解」とは、具体的には、 「アーカイブズの記述に関する国際標準(International Council on Archives(ICA)策定のISAD(G)・ISAAR(CPF)等) の基本的な考え方について理解し、それらを所蔵資料の目録記述に適用できる。」ことです。

この度、国立公文書館では、ISAD(G)第2版につづき、ISAAR(CPF)第2版の日本語版を作成しました。本国際標準は、ICA(国際公文書館会議)が策定した、アーカイブズの作成及び維持管理に関わる実体(団体、個人及び家)の記述を提供するアーカイブズ典拠レコード作成のためのガイダンスを提供する国際標準です。 原文は、ICAのウェブサイトで公開されています。


調査研究報告書(標準等)