国立公文書館は、令和4年6月9日(木)、東京都内において、
「国際アーカイブズ週間」を記念した講演会を開催しました。今年度で14回目となる講演会は、
国立公文書館50周年記念キャッチコピー「記録を守る、未来に活かす。」をテーマに、記録としての公文書・伝統をいかに守り、
未来に継承・活用していくかについて、お二人の講演者をお招きし、ご講演いただきました。
はじめに、狂言師(人間国宝・文化功労者・日本芸術院会員)の野村万作氏から、
狂言という伝統芸能の継承を通じて記録を残すことの意味・重要性について、
狂言の映像を交えながらご講演いただきました。
続いて、弁護士(元最高裁判所判事・内閣法制局長官)の山本庸幸氏から、行政、立法、司法という分野でのご経験を踏まえ、
山本様のパーソナル・ヒストリーも交えつつ、記録を残すことの意味・重要性についてご講演いただきました。
今回の講演会では、会場の様子をオンライン中継することにより、国及び地方公共団体が設置する公文書館等、
アーカイブズ関係機関等、一般聴講者を含め、174名(会場:59名、オンライン:115名)の参加がありました。
野村万作氏によるご講演
山本庸幸氏によるご講演