「国際公文書館会議太平洋地域支部(PARBICA)善き統治のためのレコードキーピング・ツールキット/ガイドライン21:災害対応計画をつくる」日本語版の公開について



国際公文書館会議太平洋地域支部(Pacific Regional Branch of the International Council on Archives、PARBICA)では、PARBICA事務局をはじめ、 加盟するオーストラリア国立公文書館及びニュージーランド国立公文書館等により、 記録/アーカイブズ管理の向上と、太平洋地域の政府のガバナンス支援につなげるため、 主にPARBICA地域内の政府機関や公共機関の記録管理者に対し普及させることを目的に、「善き統治のためのレコードキーピング・ツールキット」(Recordkeeping for Good Governance Toolkit)」を 策定しています。 24のガイドラインで構成される本ツールキットは、国際公文書館会議(International Council on Archives、 ICA)のオンライン研修(「入門:記録管理」)にも使用されるなど、国際的なアーカイブズ分野で幅広く参考にされています。


この度、国立公文書館では、PARBICAの許可を得て、先日公開したガイドライン20に続き、本ツールキットを構成するガイドラインの一つ、「ガイドライン21:災害対応計画をつくる」日本語版を作成しました。 本ガイドラインは、災害の発生中及び発生直後において、所蔵資料の被害を評価し、所蔵資料を移動させ救出するまで、効果的な対応を組み立てるための「災害対応計画」の策定にかかるものです。


日本語版の監修にご協力いただきました安江明夫先生におかれましては、令和3年1月29日にご逝去されました。
先生のご指導に感謝し、ご冥福をお祈り申し上げます。


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「国際公文書館会議太平洋地域支部(PARBICA)善き統治のためのレコードキーピング・ツールキット/ガイドライン21:災害対応計画をつくる」