「国際アーカイブズの日」記念講演会報告


 国立公文書館は、平成28年6月9日(木)、東京都内において「国際アーカイブズの日」記念講演会を開催しました。
 「国際アーカイブズの日」記念講演会は、平成19年11月に、国際公文書館会議(ICA)(1948年6月9日、ユネスコの支援を得て設立)が設立60周年を記念して、6月9日を「国際アーカイブズの日」と定め、加盟各国に対し記念行事等の開催を呼びかけてきたことに呼応し、平成20年度から開催しているものです。
 記念講演会では、はじめに、宇賀克也東京大学大学院教授に「公文書管理の課題」と題して、公文書管理法施行後5年の動きと今後の課題についてご講演いただきました。
 続いて、原武史放送大学教授に「公文書と昭和史」と題して、公文書を用いた天皇・皇室研究について、直近のご著作の内容を交えてご講演いただきました。

 国及び地方公共団体が設置する公文書館、アーカイブズ関係機関等や一般の方々など、140名の参加があり、お二人の先生のお話に聞き入りました。
 講演会のあと、波多野澄雄アジア歴史資料センター長から同センターの最近の取組についての報告と、李相鎮韓国国家記録院長より今年9月のICAソウル大会の広報がありました。

  • 宇賀克也東京大学大学院教授講演

    宇賀克也東京大学大学院教授講演

  • 原武史放送大学教授講演

    原武史放送大学教授講演

  • 波多野澄雄アジア歴史資料センター長

    波多野澄雄アジア歴史資料センター長

  • 李相鎮韓国国家記録院長

    李相鎮韓国国家記録院長

  • 会場の様子

    会場の様子