平成23年10月24日
国立公文書館は、東日本大震災により被災した岩手県宮古市の公文書等の修復支援事業を、下記のとおり実施しました。
本事業は、宮古市からの要請に基づき行うものであり、現地での修復事業に当たる人材を育成することにより、同市による被災公文書等の早急な修復を支援するものです。
なお、この事業において使用した機材等は宮古市に提供し、今後の同市における修復事業に役立てることとしています。
記
1. 期 間 平成23年9月12日(月)〜30日(金)
(土、日、祝日を除く13日間)
※12日は、修復補助員に修復に必要な技術を習得させるため、東京文書救援隊のシステムを活用し、スキルトレーニングを実
施する。
2. 時 間 午前9時〜午後5時30分
3. 場 所 岩手県立水産科学館(岩手県宮古市日立浜町32-28)
4. 事業主体 独立行政法人国立公文書館
5. 内 容 東日本大震災により被災した宮古市の歴史的に重要な公文書等の修復の実施研修を通して、今後の修復事業に当たること
のできる人材育成を行う。
※主な対象 住民の生活に関わる基礎台帳、歴史的に重要な古文書
6. そ の 他
(1) 技術指導に当たる講師、当館職員を現地に派遣
(2) 修復補助員を宮古市内在住者から雇用(実人数8名、延べ104人日)
(3) 修復実績 30冊(5,036枚)
(4) 事業の遂行上必要となる機材等を同市に提供
【スキルトレーニングの様子】
【被災公文書】
【作業風景】
【市長への結果報告】