春・秋の特別展

平成22年度秋の特別展「公文書にみる発明のチカラ−明治期の産業技術と発明家たち−」

平成22年度秋の特別展「公文書にみる発明のチカラ−明治期の産業技術と発明家たち−」


デジタル展示へ


【展示会】


概要

人力車、乾電池、オルガン、蚊取り線香、電球、氷砂糖、ビタミン・・・今ではすっかりお馴染みのこれらは、みな明治時代に発明されたものばかりです。
今回の特別展では、明治期に考案された数々の発明について、当館の所蔵する公文書を通してご紹介いたします。公文書に記された発明家の記録からは、明治の産業技術を支えた「発明のチカラ」を感じることができます。今につながる発明と産業技術の歴史を、発明をめぐる様々な物語とともにお楽しみください。



主な展示


『臥雲式綿紡績機械の発明』 臥雲辰致
明治10年に臥雲辰致が発明した精紡機、通称「ガラ紡」の広告。



『改良揚繰網漁法の発明』 千本松喜助
明治21年に千本松喜助が開発した「改良揚繰網」と揚繰網漁法について図解した絵図。



『製麺機の発明』 真崎照郷
明治20年に国産オルガンを製造した山葉寅楠の事蹟調書。



『国産オルガンの製造』 山葉寅楠
明治21年に千本松喜助が開発した「改良揚繰網」と揚繰網漁法について図解した絵図。



『第二回内国勧業博覧会名誉賞』
明治14年に開催された第二回内国勧業博覧会で与えられた名誉賞の見本図。第二回内国勧業博覧会では、名誉、進歩、妙技、有功、協賛、褒状の順で褒賞が授与された。



『竹尺(竹のものさし)目盛機械の発明』 藤村九平
明治24年に藤村九平が発明した「竹尺目盛機械」の写真。