春・秋の特別展

平成18年度春の特別展「大名−著書と文化−」

平成18年度秋の特別展「大名−著書と文化−」


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【展示会】


概要

国立公文書館は、江戸時代に大名家から将軍の紅葉山文庫や昌平坂学問所に献上・寄贈された文献ほか多数の大名関係資料を所蔵しています。
特別展「大名−著書と文化−」では、このうち、江戸時代の大名の言行録や編著書により、殿様たちの多彩な知識と旺盛な好奇心が学問芸術の振興を促した跡をたどり、あわせて今日にも通じる政治や人生の教訓に光を当てる資料を展示しました。



主な展示


『寛永諸家系図伝』
徳川幕府が編纂した大名旗本の系譜集(1643年)



『藩翰譜』
新井白石が著した大名諸家の歴史(1702年)



『藩鑑』
諸大名の「嘉言善行」を収録した名君言行録集成(1853年)



『関原始末記』
酒井忠勝(小浜藩主)が編集させた関ヶ原の戦の記録(1656年)



『礼儀類典』
徳川光圀(水戸藩主)の命で作成された朝廷儀礼の資料集(1710年)



『蜻蝶譜』
堀田正民(宮川藩主 1838年没)が描いた昆虫図譜(成立年不詳)



『成形図説』
島津重豪(鹿児島藩主)が隠居後に編纂させた農業と作物の図譜(1804年)



『機織彙編』
大関増業(黒羽藩主)が隠居後まとめた絹織物生産のための技術書(1830年)



『花月双紙』
松平定信(白河藩主)の隠居後の随筆(1818年)



『甲子夜話』
松浦静山(平戸藩老公)の随筆(1821〜41年)