会期 | 平成16年4月3日〜4月22日 |
平成16年が日米和親条約の締結から150年目に当たることを記念して、「激動幕末−開国の衝撃−」と題した展示会を開催しました。変動の時代のなかで先人が抱いた危機感や使命感、そして苦難の歴史を乗り越えた日本人の英知とたくましさを実感できる当館所蔵の貴重な資料を多数展示しました。
『外蕃容貌図画』
外国人の容貌と衣装を紹介した画集。
『ペリー提督日本遠征記』
『万国公法』
国際法の本を幕府の開成所が覆刻した。
『気海観瀾広義』
川本幸民が著した物理学の解説書。
『分鳳堂雑纂』
黒船来航の際に売り出された花火仕掛けの一枚刷り。
『小笠原島絵図』
幕府の小笠原調査団の活動を伝える。
『舎密局必携』
日本の写真術の開祖と称される上野彦馬が著わした化学実験マニュアル。
『遠日本新聞』
幕府が情報収集のために横浜の英字新聞を翻訳した。
『在版中記』
長州藩討伐のため江戸を出立した将軍家茂一行が用いた合言葉が記されている。
『分間江戸大絵図』
幕末に新設された幕府の諸施設が見える。