大船渡市における被災公文書等の修復支援事業の実施について
国立公文書館は、岩手県大船渡市における平成24年度の被災公文書等修復支援事業を実施しました。
【参加した修復研修生の意見・感想】
・短期間で密度の濃い仕事が出来て充実した毎日でした。始めはきちんと理解して出来るか不安でしたが、公文書館の職員の方々の丁寧な指導のおかげで作業も順調に進めることが出来ました。
自分はやりがいのある仕事がしたいと思っていたので、この仕事をやれる事にすごく感謝しています。またこのような機会があるなら是非やりたいと思います。
・暑い中での作業は大変でしたが、楽しい毎日でした。汚れを落とし、乾燥し、修復する。ボロボロだった文書が生き返る。こういう体験はなかなか出来るものではありません。応募して良かったと心から思っています。
・公文書館の方から、作業手順や健康管理について多々配慮をいただき、毎日楽しく働かせてもらいました。本当にありがとうございました。
修復作業では、破損等の補修に興味があり、糊を薄める時の加減や紙の質によって、アイロンをかけた時に裂け目がつったり綺麗に見えなくなったり、時間が経つのを忘れるようでした。
限られた期間ではありましたが、震災では悲しいことが沢山あった中で、修復研修生の皆さんと公文書館の職員の方々と出会いがあった事に感謝しています。