国際公文書館会議東アジア地域支部(East Asian Regional Branch of the ICA, EASTICA)の第17回総会及びセミナー等の会合が、2025年11月10日(月)から13日(木)まで、韓国の釜山広域市において開催されました。当館からは、鎌田薫館長ほか職員4名が参加しました。
11月10日(月)に開かれた理事会では、EASTICAの財政や香港大学共催の研修プログラムに関する報告等があり、来年のEASTICA会合は中国で開催されることが確認されました。また、11日(火)の総会では、事務局長のイ・サンミン氏と会計官のイム・シニョン氏の再任が決まりました。
11日(火)から12日(水)の午前にかけて、「記録管理における大転換:パピルスからAI技術へ(Great Transformation on Records Management: From Papyrus to AI Technology)」をテーマとしたセミナーが開催され、基調講演、EASTICA加盟の国・地域別報告、韓国内のアーカイブズ機関からの報告が行われました。
また、12日(水)の午後には韓国国家記録院主催の第4回国際アーカイブズ・フォーラムが開催され、「境界を越えて:アジアのアーカイブズコミュニティにおける国境を越えた協力(Beyond the Boundaries: Cross-border Cooperation among the Asian Archival Community)」のテーマのもと、韓国国家記録院及び大統領記録館、並びに東南アジアから招かれた講師により、活動事例等が紹介されました。
さらに、13日(木)には、韓国国家記録院釜山支部の視察が行われました。
※EASTICA総会等の詳しい内容は、当館の情報誌「アーカイブズ」第99号に掲載する予定です。

EASTICA理事会メンバー

総会の様子

国・地域別報告で発表する当館職員

韓国国家記録院釜山支部視察の様子