12冊
奈良興福寺大乗院の門跡尋憲(?〜1585)が作成した、永禄5年(1562)から天正5年(1577)までの自筆日記。当時の門跡内の軋轢や日常の交流を伝える記述のみならず、戦国の動乱期における大和国の動静なども詳細に記しています。
4冊
奈良興福寺大乗院の門跡尋尊(1430-1508)が作成した、関係寺院の所領の田地帳や諸国の荘園目録といった台帳等の記録類です。大乗院門跡の人的構成や門跡領庄園の変遷の様相などを極めて具体的に列挙しており、中世の寺院経済や荘園史研究をする上で貴重な資料といわれています。
82冊
奈良興福寺大乗院の門跡経覚(1395-1473)が記した、応永22年(1415)から文明4年(1472)までの自筆日記です。別名「安位寺殿御自記」ともいわれています。寺務と寺領支配について記されているほか、当時の政治や文化に関する記述も多く、室町時代の貴重な記録です。
282冊1軸
当館が所蔵する「大乗院文書」のうち、奈良・興福寺の大乗院の門跡を務めた尋尊(1430-1508)・政覚(1453-94)・経尋(1498-1526)の宝徳2年(1450)から約80年間の日記と関連する記録です。応仁の乱前後の畿内を中心とした政治・経済・宗教・芸能等に関する最も重要な史料の一つとして知られています。
2冊
八代将軍吉宗(1684-1751)の命を受けて、本草学者である幕府の医官野呂元丈(1693-1761)が、主として紅葉山文庫所蔵のドドネウスの「草木誌」を抄訳し、薬草の名称・効能・用法・製法などを寛延3年(1750)に報告したものです。我が国の蘭学研究史上、記念すべき文献といわれています。
4,146冊1,301点
明治新政府が、明治元年(1868)から太政官制が廃止になる明治18年(1885)12月末までに実施した基本的な諸政策についての原義書類などの原本を収めたものです。関連の図表・索引と共に、我が国近代史研究の根本資料の一つとして貴重です。
465・28冊
幕府の命により稲生若水(1655-1715)・丹羽正伯(1691-1756)が編纂した一大本草書で、我が国博物学史上画期的業績です。図翼は旗本戸田祐之から幕府に献上された薬草図集。約530枚の細密な図が、あざやかな彩色で描かれています。
7冊
幕府は、誤差の著しかった宣明暦を渋川春海(1639-1715)の研究に基づいて貞享2年(1685)元旦を以って改暦しました。これは、初めて日本人の手になる改暦であり、我が国天文学史上の画期的な業績です。本書は、研究成果を春海自ら浄書して幕府に進献した本です。
12冊2軸1帖9鋪
天明2年(1782)、江戸への航海中に遭難、漂流の後ロシアに渡り、寛政4年(1792)に帰国した伊勢国の船頭大黒屋光大夫等の体験を、蘭学者桂川甫周が幕府の命を受けて聴取したロシア・シベリアの地誌・見聞録です。持ち帰った衣服・器物の写生図、地図の模写も含まれています。デジタルアーカイブで紹介しています。
51冊
治承4年(1180)の伊豆国における源頼朝の挙兵から、文永3年(1266)の六代将軍宗尊親王の帰洛までの歴史を編年体で著した鎌倉幕府の正史です。旧蔵者小田原北条氏に因んで「北条本」と呼ばれ、江戸時代刊行本の祖本ともなった本です。
14帖7鋪
間宮林蔵が、文化5、6年(1808,9)に行った樺太・東韃地方探査の記録の幕府への呈上本。「北蝦夷島地図」(デジタルアーカイブで紹介しています)「東韃地方紀行」「北夷分界余話」の三編からなります。この探査によって、樺太の離島性が証明されるとともに、北方の珍しい風物や習俗が彩色画を加えて紹介されています。
34冊11通
寛永9、10年(1632,33)幕府の命令で提出された全国の諸宗(天台、浄土真宗を除く)の本寺と末寺の一覧表で、末寺の所在地・寺名・寺領石高を列記しています。現存最古の末寺帳で、江戸時代初期の寺院の本末関係を知るための基本資料です。
13冊38軸9通
近江国高島郡朽木谷の豪族朽木氏家伝の原文書集です。中世武家文書のきわめて良くまとまって保存されたものとして、史料的価値が高い。明治政府による、古書・古文書の収集の一環として、明治21年(1888)内閣記録局が購入しました。デジタルアーカイブで紹介しています。
63鋪
正保年間(1644〜48)国絵図とともに幕府の命令によって作成された城下町の地図集です。近世築城の完成期の実情を描写していること、城郭内の建造物、石垣の高さ、堀の幅や水深などの軍事情報などが精密に描かれていることなどに特徴があります。デジタルアーカイブで紹介しています。
127鋪85冊
徳川幕府の勘定所が、諸国の領主・代官から提出された資料に基づき編集した国ごとの絵図及び郷帳の原本です。特に天保度(19世紀半ば)のものは国絵図・郷帳ともに全国分が揃っています。デジタルアーカイブで紹介しています。
5冊
宋代(10-13世紀)の有名な音韻書(字書の一種で漢字を韻字で分類したもの)です。南宋乾道5年(1169)の出版で、完本では最も古いものになります。木村蒹葭堂(1736-1802)の旧蔵書。文化元年(1804)昌平坂学問所に入りました。
12冊
著者洪咨
は、宋代の政治家で、その文章も政治に関するものが多く知られています。南宋中期(13C初)の刊本で、他に伝本として知られるものはありません。狩谷
斎(1775-1835)旧蔵で、安政2年(1855)に昌平坂学問所に入りました。
7冊
中国、北宋の詩人黄庭堅(1045〜1105)の詩文集で、中国、南宋(1127〜1279)の早い時期に刊行されたとされる大字本といわれるものです。京都西禅寺の旧蔵書で、室町中期(15C)、五山文学に大きな影響を与えました。文化5(1808)年、近江国仁正寺藩主市橋長昭(1773〜1814)が幕府に献上しました。
3冊
宋の
原の手になる易の解説書で、中国元代(13C末)には、本国でも既に存在が知られなくなっていました。本書は南宋初年(12C初)の刊本で、文化2年(1805)に昌平坂学問所の蔵書となりました。幕末に林述斎がこれを底本として佚存叢書に収めました。
2冊・1冊
宋の高似孫撰。南宋の宝慶年間(1225〜27)の刊本です。中国でも早くに散逸した書物で本書は唯一の伝本です。木村蒹葭堂(1736-1802)旧蔵で、文化元年(1804)昌平坂学問所に入りました。
12冊
中国、北宋の詩人蘇軾(1036〜1101)の詩文集で、南宋の孝宗(1162〜89)の時に刊行された現存する『東坡集』の最古の版本です。京都西禅寺、妙心寺大龍院等を経て、文化5(1808)年、近江国仁正寺藩主市橋長昭(1773〜1814)から、幕府へ献上されました。
5冊
元の至治年間(1321〜23)に刊行された歴史講談(平話)です。これらは明代の小説『三国志演義』や『封神演義』などの源流ともなった、現存する世界唯一の刊本です。全相とは全像のことで、話にまつわる挿絵を各丁の上部に掲載しています。
5冊
宋の陳舜兪撰。古来、名勝地として著名な江西省廬山の地誌です。南宋初年の紹興年間(1131〜62)の刊本で、その唯一の完全な伝本です。豊後国佐伯藩主毛利高標(1755-1801)旧蔵で、その死後の文政10年(1827)幕府に献上されました。
3軸
藤原通憲(信西)(1108-59)の収集整理した法律・裁判関係の資料等で、平安時代の法律制度や社会を知る貴重な資料です。本書は、嘉元2年(1304)の北条貞顕の奥書のある金沢文庫旧蔵本で、享保7年(1722)前田家より幕府に献上されたものです。