秋の特別展記念講演会を開催しました(10月26日)


 10月26日(土)、東京大学名誉教授の御厨貴氏、日本大学教授の古川隆久氏をお招きして、令和元年秋の特別展「行幸―近現代の皇室と国民―」開催を記念して講演会を開催しました。
 まず、御厨貴氏からは「天皇と政治−明治から令和まで150年」をテーマにご講演いただきました。時の天皇や元号に対する国民の反応、また、平成を中心とした過去の政治を振り返り、天皇と内閣総理大臣の「能動化」について述べられました。
 次に、古川隆久氏からは「天皇のあり方−権威から象徴へ」をテーマにご講演いただきました。新旧憲法、勅語とおことばを参照の上、象徴天皇の意義、各時代の天皇の地位の根拠や国民との関係について述べられ、皇居開放論の解説等、これからの皇室と国民について語っていただきました。
 そして、二人の講師とも共通して、天皇の在り方を国民一人一人から考えていくべきとの説明で締めくくられました。
 会場には、大勢の方々にお越しいただきました。 たくさんの方の来場に、心より感謝申し上げます。
 次回の館主催講演会は、令和2年度の特別展に合わせて開催する予定です。



  • 加藤館長開会挨拶

    加藤館長開会挨拶

  • 御厨貴氏講演

    御厨貴氏講演

  • 古川隆久氏講演

    古川隆久氏講演

  • 会場の様子

    会場の様子