国立公文書館講演会「公文書館の世界」開催報告


 国立公文書館では、平成24年4月25日(水)、飯田橋レインボービル(東京都新宿区)において、「国立公文書館講演会 公文書館の世界」を開催いたしました。
 講師として、大濱徹也筑波大学名誉教授をお招きし「公文書館の世界―議事録には、苦すぎる真理がたくさんありすぎる―」と題して御講演いただきました。
 大濱講師は、Archives(アーカイブズ)は、組織の営みの記録であるばかりでなく、それぞれの組織により共有・検証されることで活用されてきた生きた記録であると述べられました。そして、その意義は、Archivesを「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」とする公文書管理法の理念にも流れていることを示され、様々な具体例を挙げながら、Archivesを活かしていくためには、歴史・政治を問い質し、検証する文化が必要であることを指摘されました。
 当日は、事前に葉書で申し込まれた約100名の皆様にご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。

  • 会場の様子

    会場の様子

  • 講演する大濱講師

    講演する大濱講師