08. しんぞくぶん

 『清俗紀聞』は、長崎に滞在する中国(清国)商人に行った聞き取り調査をまとめたものです。1795年から97年にかけて長崎奉行を勤めた中川ただてる(1753〜1830)は、部下の近藤じゅうぞう(1771〜1829)らを中国商人のもとに派遣し、中国の年中行事や日常生活について詳しく聞き取らせ、年中行事・居家・冠服・飲食などの13巻にまとめました。本書は、すべての挿し絵に細密な手彩色を施し、幕府へ献上するための特製本です。寛政11年(1799)序刊、全6冊。

【請求番号 184-0327】

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