20. 岩倉いわくら使せつだん

 明治4年(1871)11月、いわくらとも(1825〜1883)をとくめいぜんけんたい使とする岩倉使節団が日本を出発しました。使節団の目的は、不平等条約改正に関する交渉と、欧米の社会を見聞し、最新の知識を日本に持ち帰ることでした。使節団は明治4年11月10日に日本を出発し、12月6日に最初の訪問国アメリカに到着します。アメリカでは、条約改正に関する交渉を試みますが、使節団が全権委任状を持っていなかったため、使節団の一部が急遽帰国し、こくしょにんじょうの下付を受けました。その後、アメリカとの交渉が中止となり、使節団は欧米各国の視察のみを行うこととなります。使節団は、欧米の12か国を訪問した後、明治6年9月13日に帰国しました。

ページのトップへ戻る