06. とうばんもつちょう

 『唐蛮貨物帳』は、長崎に入港した中国船やオランダ商船の積荷目録です。長崎に到着した商船の積荷は、唐通事・阿蘭陀通詞が積荷目録を作成し、幕府に提出しました。1709年〜1714年までの目録が当館に所蔵されており、輸入品の品目・数量・価格や商船の積出し港、船頭名などを詳細に知ることができます。吉宗が収集を命じた「地方志」も、長崎から交易品の一つとして輸入され、幕府の蔵書庫へ収められました。正徳元年(1711)6月3日に入港した南京船の積荷にも白檀や伽羅とともに書籍があり、書籍が重要な交易品であったことがわります。全13冊。

【請求番号 特114-0001】

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