25. エルヴィン・フォン・ベルツ 

 エルヴィン・フォン・ベルツ(Erwin von Bälz、1849〜1913)は、南ドイツのビーティヒハイムに生まれ、ライプツィヒ大学を卒業して内科の医師になりました。明治9年(1876)6月、東京がっこう(現在の東京大学医学部)の教授として招聘され、生理学を講義し、内科学・病理学・産婦人科学・精神医学なども担当しました。また、温泉の効用を認めて医学的に活用することを広く推奨し、伊香保や熱海など「おんせん」の整備を提案しました。明治38年(1905)、ドイツに帰国し、1913年8月にシュツットガルトで没しています。資料は、ベルツの雇用に関する書類です。
 資料が含まれる「公文録」は、「公文附属の図」とともに重要文化財に指定されています。

【請求番号 公01768100】

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