18. とうだつ地方紀行

 『東韃地方紀行』は、黒竜江(アムール川)下流域の地誌・民俗誌です。文化6年(1809)、間宮林蔵は再び幕命を受け、単身でカラフトから黒竜江下流域の探索を行いました。その探索についての口述を、『北夷分界余話』と同じく村上貞助がまとめたものです。この探索により、カラフトがシベリアと海峡を隔てた島であることが確認されました。紅葉山文庫旧蔵、全3帖。
 なお、「北夷分界余話」、「東韃地方紀行」、「北蝦夷島地図」の3点が「間宮林蔵北蝦夷等見聞記録」として、平成3年(1991)、国の重要文化財に指定されました。

【請求番号 特094-0002】

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