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家康の女性観

 家康の女性観を知る上で、興味深い資料が残されています。次にご紹介するのは、家康が考える武家の女性の心得です。家康は武士の女房は、公家の女性などと同じでなく、顔つきが多少荒々しくみえるのが良いと述べています。そして、戦国時代を回顧し「戦国の時の女は、今時の男子より、かいがい敷(しく)働あり」と語ったと言われています。

披沙揀金(ひさかんきん) [請求番号: 159-0060]

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 林述斎が中心となって編纂した徳川家康・秀忠・家光の言行録。 天保 7・8 年(1836・37)の成立と言われています。書名は、砂をよりわけて金を取り出すという意味。家康の女性観を示す言行が収録されています。全34冊。紅葉山文庫旧蔵。