第2回世界政策フォーラム「記録遺産の持続的保存に向けた災害リスクの軽減/管理」参加報告


 2021年9月21日(火)〜22日(水)、国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization、UNESCO)のパリ本部及びオンラインにて、 同機関の「世界の記憶」プロジェクト事務局が主催する第2回世界政策フォーラム「記録遺産の持続的保存に向けた災害リスクの軽減/管理」(Disaster Risk Reduction and Management for Sustainable Preservation of Documentary Heritage)が開催されました。

 本フォーラムは2019年に開催された第1回フォーラムに引き続き、 日本の文部科学省の資金提供を受け、災害リスク管理戦略に焦点を当てた記録遺産保存のための能力開発プロジェクトの一環として実施されました。

 同フォーラムでは、UNESCOから招かれた当館の鎌田館長が開会挨拶を行い、日本の取組や世界の動きを紹介し、今後の可能性について発信しました。 続く2日間のセッションでは、気候変動や新型コロナウィルス、地震、洪水等の自然災害・人為的災害といった災害リスクを軽減することが、記録遺産の持続的な保存にどのような効果があるのかということについて議論が交わされました。ハイブリッド形式で開催された同フォーラムでは世界各国から900名近い参加者が集いました。

 当日の様子は同フォーラムのウェブサイトよりYoutubeにて公開されています(英語、フランス語、スペイン語)。また同フォーラムの一環として、当館における災害に関連した記録への取組を紹介するポスターとスライド(英語)を同ウェブサイト上で公開しています。


>>第2回世界政策フォーラムプログラムはコチラ[PDF](英語)
>>第2回世界政策フォーラム「記録遺産の持続的保存に向けた災害リスクの軽減/管理」ウェブサイトはコチラ(英語)
>>当館発表ポスター [PDF]及びスライド [PDF](英語)
>>ユネスコによる開催報告はコチラ(英語)

参考
>>第1回世界政策フォーラム参加報告はコチラ(日本語)



  • 館長挨拶

    ©UNESCO 2021

    開会の挨拶をする鎌田館長

  • プログラムポスター

    当館における災害に関連した記録への取組を紹介するポスター