EASTICA第10回総会及びセミナー開催報告
EASTICA第10回総会及びセミナー開催報告
- (独)国立公文書館とEASTICAの共催により、国際公文書館会議東アジア地域支部(East Asian Regional Branch of the International Council on Archives, EASTICA)第10回総会及びセミナーを平成23年11月15日(火)から18日(金)まで、
グランドアーク半蔵門(東京都千代田区隼町1-1)で開催しました。会期中は多数の皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
- 今回の会合には、海外(中国、韓国、モンゴル、オーストラリア、シンガポール)から72名、日本国内から80名、合計152名が参加しました。
- 今回のEASTICAのテーマは、「今日のアーカイブズ:デジタル時代の法制、アクセス、保存(Archives Today: Legislation, Access, and Preservation in Digital Age)」で、下記のプログラムで構成され、各セッションで活発な意見交換が行われました。
期日・時間 |
午前 |
午後 |
夕方 |
11月15日(火) |
受付開始 |
EASTICA理事会 |
EASTICA理事会夕食会
(グランドアーク半蔵門) |
11月16日(水) |
開会式
第10回総会 |
セッション1:
2012年ICA大会紹介
基調講演(3講演) |
国立公文書館主催歓迎夕食会
(グランドアーク半蔵門) |
11月17日(木) |
セッション2: 国・地域別報告
セッション3: アジ歴10年の回顧と展望
閉会式 |
東京都内視察
(東洋文庫、江戸東京博物館) |
EASTICA主催夕食会
(ホテルニューオータニ) |
11月18日(金) |
国立公文書館視察 |
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*基調講演
「レコードマネジメントと『開かれた政府』改革−オーストラリアの事例」
バーバラ・バース オーストラリア国立公文書館政策戦略計画部長 >>発表資料[PDF]
「知識創造に向けたデジタルアーカイブ」
馬場 章 東京大学大学院情報学環教授 >>発表資料[PDF]
「日本における公文書管理法の制定と今後の課題」
宇賀 克也 東京大学大学院法学政治学研究科教授 >>発表資料[PDF]
*2012年ICA大会紹介
マーガレット・ケンナ ICA事務次長/オーストラリア国立公文書館 >>発表資料[PDF]
- 第10回総会では、新役員の選出が行われ、2011〜2015年の運営体制が下記のように決まりました。
議長:Gwigeun Song (韓国国家記録院長)
副議長:Dongquan Yang(中国国家档案局長)
会計官:Sangmin Lee(韓国)
事務局長:Simon F.K. Chu(香港)
理事:高山 正也(日本国立公文書館長)
Ulziibaatar Demberel(モンゴル国立公文書館長)
Fong Lau(マカオ歴史档案館館長代理)
- 2012年の理事会及びセミナーの開催地はモンゴル・ウランバートル(7月下旬開催予定)に、2013年の第11回総会及びセミナーの開催地は中国(開催時期・都市未定)に決まりました。
- 総会では上記のほか、新規会員(韓国レコードマネージャー・アーキビスト協会、大連市档案館)の承認、香港大学と共催の既卒者向けアーカイブズ学講座を2012年も継続すること、2016年ICA大会の韓国開催への支援などを決定・確認しました。
>>EASTICA第10回総会決議[PDF]
- 基調講演、国/地域別報告等は「アーカイブズ」46号に掲載しております。