国立公文書館では、「公文書管理研修」及び「アーカイブズ研修」の二つの体系により計画的に研修を実施しています。
○公文書管理研修T(初任者研修)
公文書等の管理に関する法律の概要の理解、保存期間満了時の措置の設定等に関する基本的な事項
○公文書管理研修U(実務担当者研修)
公文書等の管理に関する法律を始めとする関連法令の理解、公文書等の管理、保存及び利用に関する専門的な事項
○アーカイブズ研修T(基礎コース)
公文書館制度やアーキビストの職務基準書が示す実務に関する基礎的な事項
○アーカイブズ研修U(テーマ別実践コース)
特定のテーマに関する講義や共同研究、実習によるアーキビストの職務基準書が示す発展的な事項
○アーカイブズ研修V(専門職員養成コース)
公文書館等において中核的な役割を担う専門職員を養成するためのアーキビストの職務基準書が示す専門的な事項
国立公文書館は、公文書管理制度の円滑な運用及び歴史公文書等の適切な保存・利用を図るため、国及び地方公共団体が設置する公文書館等の長の参集を求め、全国の公文書館等が当面する諸問題についての協議を行うとともに、相互の緊密な連絡を図ることを目的として、平成元年度から、全国公文書館長会議を開催しています。
また、全国公文書館長会議と併せて、毎年度、「国際アーカイブズ週間」記念講演会を開催しています。平成19年度に、国際公文書館会議(ICA)(昭和23年6月9日、ユネスコの支援を得て設立)が設立60周年を記念して、6月9日を「国際アーカイブズの日」とし、加盟各国において記念行事等の開催を呼びかけたことに伴い、平成20年度から、我が国においても「国際アーカイブズの日」(令和元年度からは、国際アーカイブズの日を含む「国際アーカイブズ週間」)にあわせて全国公文書館長会議を開催し、その一環として記念講演会を開催しています。
「アーキビスト認証制度創設に取り組む基本的考え方」(令和元年6月7日全国公文書館長会議)
「『アーキビストの育成と活用−職務基準書の活用−』に取り組む基本的考え方」(平成30年6月全国公文書館長会議)
「『公文書館職員の育成と活用』に取り組む基本的考え方 」(平成29年6月8日全国公文書館長会議)