宮内庁宮内公文書館

宮内公文書館では、宮内省・宮内府・宮内庁で作成または取得された8万点を超える公文書が一般の利用に供されています。

宮内公文書館の前史には、宮内省図書寮における公文書管理の歴史があります。図書寮が設置された明治17年(1884)時点の所掌事務には、「帝室一切ノ記録ヲ編輯」することがあげられ、明治40年公布の宮内省官制では「公文書類ノ編纂保管」が明確に掲げられました。大正3年(1914)には、図書寮庶務課に公文書編纂掛・公文書装釘(そうてい)掛が置かれ、同6年に両掛は公文書掛に統合されました。公文書掛は、宮内省が廃止される昭和22年(1947)5月まで公文書に関わる事務を継続して行いました。

昭和24年6月1日、宮内府法が改正され宮内庁が置かれると、公文書の管理を含む図書寮の業務を引き継ぐ新たな部局として書陵部が設置されました。昭和31年には、書陵部監理課に公文書係が新設され、同年6月に図書課の所属となり、以後、同係は公文書に係る事務を専門的に執り行ってきました。

平成22年(2010)には公文書管理法の制定を受けて、図書課内に宮内公文書館が設置されました。同館は、国立公文書館等に指定され、公文書の保存、利用、調査・研究等を行っています。


昭和3年竣工図書寮(書陵部)庁舎


利用の詳細は、ホームページをご覧いただくか、下記連絡先までお問い合わせください。

電話 03−3223−1111(内線3798)
ホームページ http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/shinsei/kobunshokan.html
開室時間 午前9時15分から午後5時まで
(ただし、入室及び特定歴史公文書等の出架受付は午後4時30分まで)
休日 日曜日、土曜日及び祝日法による休日、年末年始(12月28日から1月4日まで)、その他法令により休日に定められた日、行事などにより利用業務に支障のある日(原則として2週間前までに公表)

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