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第二部 特許制度の創設へ

特許制度の始まりは、明治4年の「専売略規則」の公布によりますが、技術の未発達により特許を得られる発明品が少なかったことや審査員の不足などがあり、翌年施行が中止されました。しかし、ガラ紡や人力車のように、特許制度が整備されていないことで様々な問題が生じると、再び制度の必要性が確認され、復活が求められるようになりました。これを受け、新たに明治17年に「商標条例」が、明治18年に「専売特許条例」(明治21年に特許条例に改正)が、明治21年に「意匠条例」が公布され、本格的な特許制度が開始されました。

農商務省大手町庁舎
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