3.IMF加盟と世界銀行借款
国際通貨基金協定
IMF(国際通貨基金)と世界銀行は、昭和19年(1944)7月、米国ニューハンプシャー州ブレトンウッズにおいて開催された連合国通貨金融会議によって設立が決定しました。会議の目的は、第二次世界大戦後の世界経済の安定と復興を図るために、経済協力・開発の枠組みを構築することでした。昭和27年(1952)8月、日本はIMFに加盟し、翌年より世界銀行から資金の借入れが始められました。世界銀行からの借款を基に数々の大規模な開発事業が進められ、その総額は、昭和41年までに総額8億6300万ドルに達しています(平成2年(1990年)に完済)。資料は、IMF加盟についての閣議書です。