将軍の蔵書庫を管理していた「書物方」の業務日誌で、享保4年(1719)から安政4年(1857)までの記録を、全209冊に綴っています。本書の享保7年(1722)9月16日の条には、「保定府志」「真定府志」を含む12の「地方志」が蔵書庫から取り出され、徳川吉宗のもとへ届けられたことが記されています。