01. 〔宋版〕廬山記

中国の江西省九江市の南に位置し、景勝地として有名な「廬山」の観光案内書です。著者は宋時代の陳舜兪(生没年未詳)です。陳舜兪は、廬山の名所旧跡を訪れて見聞記を著し、廬山に関する資料と合わせて、全5巻の観光案内記にまとめました。
本書は、南宋の紹興年間(1131〜1163)に刊行されたと考えられ、蔵書家として有名な毛利高標(1755〜1801、豊後佐伯藩主)の旧蔵書です。文政11年(1828)に江戸幕府に献上され、幕府の蔵書庫である紅葉山文庫へ収蔵されました。昭和30年(1955)、国の重要文化財に指定されました。全5冊。
【請求番号 重002-0001】