13. こうぶんろく

 「公文録」は、明治元年(1868)から明治18年(1885)までの、だいじょうかんが各省との間で授受した文書を、年次別・機関別に編纂したもので、総冊数4000冊を超える資料群です。
 明治維新から明治18年内閣制度発足までの期間は、明治新政府が成立し、諸制度を改革して、近代国家の形成が進められた時代であり、また、西欧文明を積極的に摂取し、産業の振興、教育の向上など国民生活の急速な近代化を図った時期でもありました。「公文録」は、明治前期の様々な施策を今日に伝える極めて重要な資料として、索引や添付されていた図面・表とともに、平成10年(1998)に国の重要文化財に指定されました。

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