09. 三十六人うたあわせ

 『三十六人歌合』は、「三十六歌仙」と称される歌人たちの名歌を一首ずつ選び、歌合の形式で左右に編集した歌集で、文禄3年(1594)9月に書写されました。
 はこがきによれば、本文はこのさきひさ(1536〜1612、戦国時代末の関白左大臣、太政大臣)の筆で、外題の「三十六人歌仙」はその孫の近衛のぶひろ(1599〜1649、江戸時代初期の関白)が書いたものとされています。また、表紙の見返に描かれた龍虎の図は、江戸幕府御用絵師として狩野派の地位を確立した狩野たんゆう(1602〜1674)によって描かれたもので、非常に豪華な作りとなっています。京都学習院旧蔵。全1冊。

【請求番号 特118-0008】

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