特集 新たな国立公文書館に向けて

国立公文書館は新館の開館に向けて、
我が国の公文書館全体
の中核的な役割を担う「Center for Archives」となることを
目指し、さまざまな新しい取組を進めています。
本号では、最近の活動の一部を紹介します。

1新館建設

 令和11年(2029)度末の開館に向けて、国の立法・司法・行政の三権が集中するエリアに、衆議院憲政記念館との合築による新館を建設中です。
 この新館開館により、国立公文書館は現在の東京本館、つくば分館に新館を加えた三館体制となります。
 国立公文書館をより多くの方に知ってもらい、民主主義を支える国民共有の知的資源である公文書等をさまざまな形で利活用していただけるよう、機能のさらなる充実に取り組んでいます。

外観

左側が新たな国立公文書館、右側が合築となる新たな憲政記念館

施設の概要

場   所 : 国会前庭
      (旧憲政記念館敷地 東京都
       千代田区永田町1-1-1)
建   物 : 地上3階地下4階
総建物面積 : 約42,421㎡
      (憲政記念館・駐車場を含む
       面積)

これまでの経緯

新たな国立公文書館について(内閣府ウェブサイト)

https://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/shinkan/shinkan.html

2学習コンテンツの拡充、教育機関との連携強化

 教科書に載っている歴史的な出来事を、国立公文書館の所蔵資料を通じて楽しく学べる中学生・高校生向けの学習用動画などを制作し、オンラインで公開しています。令和7年(2025)度は、館の業務を取り上げた新たなコンテンツの制作も始めました。
 また、中学校・高等学校への出前授業や見学の受入れ、教員向けツアーの開催に加え、新たな取組として中学生の職場体験を実施するなど、教育機関との連携を強化中です。

https://www.archives.go.jp/learning/

学習コンテンツ

出前授業の様子

3新たなデジタルアーカイブ

 「国立公文書館デジタルアーカイブ」(www.digital.archives.go.jp)は、令和8年(2026)4月から新しくなります。インターネットを通じて、館が所蔵する資料の目録の検索やデジタル画像等の閲覧ができる基本機能はそのままに、より使いやすくなるよう、画面デザインの刷新や検索機能等の改良も予定しています。
 趣味・学習・研究・お仕事に、これからもどうぞご活用ください。


※開発中の画面です

2アーカイブズ・シンクタンク

 国立公文書館による調査研究の成果などを元に、行政機関やアーカイブズ機関の職員向けに役立つ情報を発信するウェブサイトです。令和8年(2026)2月、正式版を公開しました。
 公文書管理に関わる法規、国際標準、 国内外アーカイブズ機関の情報などがご覧になれます。

https://www.archives.go.jp/thinktank/

5国際セミナーの開催

 令和6年(2024)度から、国内外のアーカイブズ機関の実務者向けに、オンラインセミナーを開催しています。
 令和7年(2025)度は「アーカイブズ資料の保存と災害対策」のテーマのもと、フィリピン、日本、インドネシア、米国の実務者や専門家からの報告と、活発な意見交換が行われました。

6千代田区との連携拡大

 地域の皆さまにより親しんでいただくことを目指して、千代田区のイベントやキャンペーンに参加したり、近くの博物館や美術館と一緒に協力をしてイベントを開催したりしています。
 いろいろな場面で当館を知っていただき、気軽に足を運んでいただけるような取組を続けています。

和綴じイベントの様子

7新グッズ発売!

 国立公文書館オリジナル商品に、新たなラインナップが加わりました。
 おなじみの花や草木の絵はがきに加えて、江戸時代のお菓子の見本帳をモチーフにした和菓子シリーズや、猫の足跡、病気除けの霊獣など、変わり種も登場しました。