これまでに開催した館主催見学ツアーや特別展等で、皆様よりお寄せいただいたご意見やご質問等について、お答えいたします。
当館の展示では、「撮影不可」の注意書きがある資料を除き、基本的に展示資料を撮影することが可能です。資料に悪影響がないよう、必ずカメラのフラッシュ機能は切ってください。ただ、一方で、「資料の写真を撮る人が多く、集中できない」という意見もいただいています。撮影の際は、周辺の方々にもご配慮頂きますようお願いいたします。
それから、撮影していただけるのは資料のみです。1階展示場を含む館内観の撮影には、申請・許可が必要となります。ちなみに、館外観は自由に撮影いただけます。館入口横のサインシートの前は、最近、記念撮影のスポットになっているようですね。
平成27年度に開催した館主催見学ツアー(現在の名称は「館主催アーカイブズツアー」)において、参加者の方には、日本の伝統的な製本技術である四つ目綴じや資料の修復技法の一つである裏打ちを体験していただきました。館主催アーカイブズツアーでは、こうした体験プログラムの実施について引き続き検討してまいります。
ご不便をおかけしております。国立公文書館本館の建物は、築40年以上経過しており、建築した当時は、現在のように多くの方が展示その他のイベントに来館されることを想定していなかったようです。改善策を講じたいところですが、本館の限られたスペースでは、エレベーター、トイレ等の増設工事は難しい状況です。現在検討されている新館は、皆様が利用しやすい館にしたいと思います。
当館では、本人確認書類をお持ちいただき、手続きさえしていただければ、年齢にかかわらず誰でも資料を閲覧することができます。歴史資料に興味がある小・中学生、高校生の皆様にも、積極的に利用してほしいですね。資料を閲覧される際には、世界に1冊しかない貴重な原本を閲覧しているということをご理解いただき、丁寧に取り扱うようお願いいたします。
展示ホールや閲覧室で当館所蔵資料をご覧になったとき、「この資料が保存されている書庫の中はどうなっているのか?」と気になられる方も多いのではないかと思います。当館の所蔵資料は、「国民共有の知的資源」として、現在だけでなく将来の世代に大切に引き継がなければならないものです。こうした資料の劣化等を防止するために、当館の書庫では、温湿度が一定になるよう管理するとともに、防犯・防虫のために入庫者を制限しています。そのため、一般の方が書庫に自由に入ることはできません。ご了承ください。
今のところ、館主催アーカイブズツアーの際には、特別に書庫内を公開しています。どうぞご参加ください。
『国立公文書館ニュース』のバックナンバーは、当ホームページに掲載しています。
また、「友の会」の会員の皆様には、発行日に合わせて、最新の『国立公文書館ニュース』をお送りしています。この機会に、ぜひ友の会入会をご検討ください。