国立公文書館では、公文書に親しみを感じていただくための新たな試みとして、読者と作る写真展を開催します。写真展では、当館の所蔵資料とその資料から連想される風景の写真を、東京本館1階フロアで展示します。
第1回写真展は、8月30日(金)から11月25日(月)まで開催します。展示する資料は、今号の表紙で紹介している「航空法」。募集する写真のテーマは「飛行機」です。応募作品の中から当館で選んだ5点程度を、館内で展示させていただきます。
当たり前のように飛行機が飛び交う空の風景。その風景は、民間航空機の安全性や運航のルールについて定めた「航空法」のもとに生み出されています。空を見上げて、公文書が作る世界を切り取ってみませんか?
第1回写真展は、8月30日(金)から11月25日(月)まで開催します。展示する資料は、今号の表紙で紹介している「航空法」。募集する写真のテーマは「飛行機」です。応募作品の中から当館で選んだ5点程度を、館内で展示させていただきます。
当たり前のように飛行機が飛び交う空の風景。その風景は、民間航空機の安全性や運航のルールについて定めた「航空法」のもとに生み出されています。空を見上げて、公文書が作る世界を切り取ってみませんか?
「飛行機」をテーマとした作品
飛行機そのものが写っているかどうかは問いません。
応募方法
naoj-photo@bun.co.jp 宛 (国立公文書館ニュース写真展事務局)に、 作品の画像データを添付してお送りください。その際、下記の内容をメール本文にご記入ください(※の項目は必須です)。
- 題名※
- 氏名※
- 電話番号※
- 撮影情報(カメラ、レンズ、絞りF値、シャッター速度)
- 作品に込めた思い
- 人物などの被写体に対する肖像権、応募者以外の知的財産権などについては、応募者が責任を持って権利者の承諾を得てください。応募作品内で権利侵害があった場合、当館は一切責任を負いません
- 一眼レフ、スマートフォン等のカメラの種類や、カラー、モノクロ等の形式は問いません
- 応募作品は1人3点までとします
- 応募作品は未発表のものに限りますが、撮影時期は不問とします
- ファイル形式はJPEG、サイズは1作品20MB以下とします
※1メールにつき20MBが送付の上限容量になります - お送り頂いた画像データは、一定期間保存の上、当館で破棄させていただきます
応募期間 令和元年6月3日(月)から7月31日(水)まで
【応募特典】 当館で選んだ5作品程度を出力し、パネルにした上で展示するほか当館HP等にも掲載予定。また、作品が展示された方には、当館オリジナルグッズをプレゼントします。作品を展示させていただく方には事前承諾のため、会期前にメール、またはお電話でご連絡差し上げます。
―雨は、ドラマティックだ。
雨―それは季節や時間でさまざまに表情を変え、人々に恵みをもたらすこともあれば、人々の生活を脅かすこともあります。古くから日本人はこの雨の変化に心を配り、時には和歌や物語に描くことで、さまざまな感情を託してきました。
本展では身近な気象現象である雨をテーマに、上代から近世までに成立したさまざまな古典文学をご紹介します。
『万葉集』
本資料は慶長年間(1596~1615)に出版された『万葉集』で、徳川家康に仕えた学者である林羅山(1583~1657)が所蔵していたものです。ここには七夕の日の雨を詠んだ和歌が載っており、天の川を船で渡る彦星の櫂から散る水しぶきを雨に例えています。
『源氏物語』より「帚木」
本資料は承応3年(1654)に挿絵入りで出版された『源氏物語』で、紅葉山文庫に所蔵されていたものです。画像は夏の雨の晩に光源氏らが集まり、女性の品評や思い出話を語り合う「雨夜の品定め」の場面で、挿絵の左上には雨を表す斜線が描かれています。
『曾我物語』
父の仇討ちを誓った曾我十郎・五郎の二人の兄弟を描いた『曾我物語』は、鎌倉時代に実際に起きた事件を元に成立しました。主人公の二人が仇討ちを決行するクライマックスは、五月の雨の晩。土砂降りの中の斬り合いが描かれます。本資料は貞享4年(1687)に挿絵入りで出版されたもので、紅葉山文庫の旧蔵です。