今や募集開始後すぐ定員が埋まってしまうほど、当館の人気イベントとなった「国立公文書館見学ツアー」。
当館は、普段でも館内を見学できますが(要事前申込み)、この見学ツアーには、普段の見学にはないプログラムを用意しています。
一般向け「国立公文書館見学ツアー」
今年7月、一般の方を対象にした見学ツアーでは、和装本の綴じ方(四つ目綴じ)の体験が行なわれました。
資料の修復作業に使われる技法に触れて頂き、「シンプルだけど奥が深く、とても興味深い」など、嬉しい意見を頂きました。
また、今年が戦後70年ということもあり、展示解説では特に「終戦の詔書」について質問が多くありました。
※見学ツアーの内容についてはこちらもご参照ください。
小学生向け「来て、見て、体験してみよう!国立公文書館見学ツアー」
7月末に開催された「来て、見て、体験してみよう!国立公文書館見学ツアー」は、小学生と保護者限定の見学会でした。普段は入れない書庫の中を探検し、館内の展示をまわって過去の内閣総理大臣らの花押を集める「私の夢法案」作成ゲームをクリアし、終戦の詔書の秘密に迫り……いつもの公文書館の雰囲気とは違い、子どもたちの楽しそうな声が響きました。
※見学ツアーの内容についてはこちらもご参照ください。
中高生向け「中高生のための国立公文書館見学ツアー」
8月中旬に行なわれた中高生向けの見学ツアーでは、所蔵資料の利用、保存、修復に関する業務を体験頂きました。書庫からの出納、資料(サンプル)のクリーニングや裏打ち作業などを体験した参加者からは「楽しかった、ためになった」という声を頂きました。
スタッフからは「自分達の普段の業務について改めて考える機会になった」という感想も。
※見学ツアーの内容についてはこちらもご参照ください。
教員向け「教員のための国立公文書館見学ツアー」
教員向けの見学ツアーでは、デジタルアーカイブやホームページのコンテンツを中心に、当館の資料の使い方などについて紹介しました。
当館の見学担当者は、先生方から頂いた意見を踏まえ、この館を子どもたちや学校の先生にとってより利用しやすく、親しみやすい場所にしていきたいと語っています。
※見学ツアーの内容についてはこちらもご参照ください。
平成25年度より、特定歴史公文書等の利用の促進を図るために開催されたこの見学ツアー。
館内外の声を取り入れながら、更に良いものにしていきます。
来年も、皆様の参加をお待ちしています。
※開催予定の見学会についてはこちらをご参照ください。