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上村松園―女性初の文化勲章―

勲三等木原均外四名文化勲章授与の件 [請求番号: 勲01061100]

 京都出身の日本画家上村松園うえむらしょうえん(1875~1949、本名津禰つね)は明治23年(1890)、第3回内国勧業博覧会に「四季美人図」を出品し、一等褒状を受賞し、その後も数多くの賞を受けました。昭和23年(1948)、美人画に独自の境地を開いた功績により、女性で初めて文化勲章を受賞しました。前期作品に「長夜」「月かげ」「むすめ深雪みゆき」など、後期作品に「母子」「序の舞」「雪月花」「夕暮」「晩秋」など。松園から美人画を受け継いだ子の上村松篁しょうこう(1902~2001)は、その功績が認められ昭和59年(1984)に文化勲章を授章し、孫の淳之あつし(1933~)は平成25年(2013)、文化功労者に選出されています。

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