本文へ

京都府平民並河靖之緑綬褒章下賜ノ件 [請求番号: 纂00263100]

 並河靖之なみかわやすゆき(1845~1927)は明治初年に来日したドイツ人 ゴットフリード.ワグネルの指導を受け、精巧な有線七宝による壺、花器などを制作しました。有線七宝とは、下地に細い金属線を紋様の形に植え付け、そこに釉薬を流し込むことで図柄を描く技法です。並河は明治39年(1906)より、賞勲局の命によって勲章の製造にも従事しました。展示資料は明治26年(1893)、並河に緑綬褒章が授与された際の裁可書です。

 ▲写真をクリックすると、拡大画像が表示されます。