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大坂府平民石田長蔵外一名疏水墾田ノ成績アルニ付藍綬褒章授与 [請求番号: 類00006100]

 藍綬褒章は、公衆の利益を興し、顕著な実績を上げた者に与えられました。大阪府の石田長蔵(1837-1920)は、治水家として知られています。慶応3年(1867)、石田は同郷の久保田伊平とともに、私財を投じて奈良県宇陀郡西谷村に灌漑用の貯水池をつくる工事に着手し、明治2年(1869)に鶴ケ池を完成させました。この功績が認められ、明治15年に最初の藍綬褒章授章者となりました。展示資料は石田の功績に対して、褒章の授与を求めた上申書です。

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