政府では、国立公文書館や憲政記念館などと協力して、新たな国立公文書館の整備を進めています。
現在の国立公文書館は、諸外国に比べると施設や機能が十分でないとの指摘があり、また、書庫も既に満架となり外部書庫を使う必要が生じています。新たな国立公文書館では、これらの課題を解消することはもちろんですが、来館者のための空間も充実する予定ですので、今回はこの点を中心にご紹介します。
なお、現在の北の丸本館は、新館開館後には、専門家向けの研修等を実施する学習拠点などにリニューアルし、引き続き、利用し続ける予定です。
※画像等は現時点のイメージです。
外観
新たな国立公文書館は、新たな憲政記念館と合築で整備されます。
国立公文書館部分の外壁は国会議事堂と同じ色調の桜御影石を、憲政記念館部分は旧憲政記念館の要素を踏まえ金属を基調としたデザインとしています。

▲ 左側が新たな国立公文書館、右側が合築となる新たな憲政記念館
施設の概要
場 所 : 国会前庭
(旧憲政記念館敷地 東京都千代田区永田町1-1-1)
建 物 : 地上3階地下4階
総建物面積 : 約42,421㎡(憲政記念館・駐車場を含む面積)

新たな国立公文書館の立地は、国会議事堂、最高裁判所、各行政機関といった、国の立法・司法・行政の三権が集中するエリアです。
これを踏まえ、民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源である公文書の重要性を象徴するような空間づくりを行うこととされています。
国会議事堂や国会図書館に近く、
春は桜がきれいな素晴らしい立地です。
ぜひお立ち寄りください。

内閣府 吉澤専門職付


内閣府 吉原専門官
ご覧のとおり、ふらっと訪れて休んだりすることができるスペースも充実する予定です。
周辺施設を訪れたときなど、ちょっと休むのにもご利用ください。

内閣府 角田専門職
今後、新たな国立公文書館の展示の方向性について、基本計画を策定する予定です。
魅力的な展示を目指しますので、ご期待ください!


内閣府 松尾調査官
今回は現在整備中の新たな国立公文書館について、来館者が使える施設等を中心に紹介しました。開館に向けて関係者一同頑張ってまいります!