「サンフランシスコ平和条約」

昭和25年(1950)6月、朝鮮戦争が始まると、アメリカは日本との講和に向けた動きをより早めました。日本国内では連合国との講和をめぐって、すべての交戦国と講和を結ぶ全面講和と一部の国とまず講和を結ぶ単独講和とで激しい議論が交わされましたが、日本政府は昭和26年9月に開催したサンフランシスコ講和会議に出席し、すべての国ではなく、アメリカを中心とした48か国との間で平和条約を締結しました。サンフランシスコ平和条約は昭和27年4月28日に発効し、これによって日本の独立が回復しました。
サンフランシスコ講和会議において平和条約に調印した同日、日本はアメリカとあわせて日米安全保障条約を結びました。これにより、連合国軍による占領が終わった後も引き続き、日本国内にアメリカ軍の基地が残されることとなりました。

関係資料で学べること

発展

(1)昭和二十五年七月八日附吉田内閣総理大臣宛連合国軍最高司令官書簡[警察予備隊]

・朝鮮戦争の開戦が日本の占領政策に与えた影響を確認する。

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発展

(2)第十一回国会における吉田内閣総理大臣演説要旨[サンフランシスコ講和会議]

・講和会議に至る経緯を確認する。

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(3)日本国との平和条約の説明書[サンフランシスコ講和会議]

・講和会議の概要を確認する。

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(4)日本国との平和条約及び関係文書・御署名原本[サンフランシスコ平和条約]

・サンフランシスコ平和条約で交わされた取り決めについて理解する。

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(5)日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約及び関係文書・御署名原本[日米安全保障条約]

・サンフランシスコ平和条約と同時に締結した日米安全保障条約について理解する。

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(6)日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との共同宣言・御署名原本[日ソ共同宣言/国際連合加盟]

・日本の国際社会への復帰、国際連合加盟に至る流れを確認する。

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「サンフランシスコ平和条約」についての問い

問い(1)

冷戦の激化は東アジアにどのような影響を及ぼし、日本の占領政策をどう変えたか調べてみよう。
((1)(2)(3)など)

問い(2)

サンフランシスコ平和条約の条文を確認し、この条約ではどのような取り決めが交わされたかまとめてみよう。
((4)(5)など)

問い(3)

日本の国際社会への復帰には、どのような外交課題が残されたか調べてみよう。
((4)(6)など)

外部リンク

デジタル展示「高度成長の時代へ 1951-1972」
https://www.archives.go.jp/exhibition/digital/high-growth/index.html