夏の企画展

2003年夏、北の丸公園にカッパ出現

「東京北の丸公園内にある国立公文書館では、平成15年7月22日(火)から9月19日(金)まで、1階の展示ホールの一角で夏の特別企画展を開催しました。テーマは「江戸の怪」。猫股(ねこまた)やカッパ、さらにはUFOのような不思議な物体まで、江戸時代の人たちをびっくりさせた妖怪・怪獣などの資料20数点を展示しました。

図1

享和3年(1803)2月に常陸国(ひたちのくに 現在の茨城県)の沖に漂っていたUFOのようなあやしい船。(弘賢随筆)

図2

寛政年間(18世紀の末)に江戸城の近く、一番町のお堀端にあらわれたカッパ。(蜷川家古文書)

図3

天明2年(1782)に会津磐梯山で撃ち殺された怪獣。(視聴草)

図4

美濃の国(みののくに 現在の岐阜県)の山中に棲息していた大蛇。(相山著聞奇集)

図5

これは妖怪でも怪獣でもありませんが、やはり当時の人々を驚かせた巨大マンボウ。現在の茨城県大洗町の沖でとれたものだとか。(査魚志)

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