書物を愛する人々（蔵書家）は、どのようにして書物を収集・保存し、そして活用したのでしょう。
　太平の世で花開いた出版文化の恩恵を受け、江戸時代に生きた多くの人々は、日常的に読書を楽しむことができるようになりました。中には蔵書家と称されるほどに大量の書物を所有した人もいました。
　本展は、平成28年度第３回企画展「書物を愛する人々」を再構成し、江戸時代の蔵書家たちの愛蔵本をご紹介します。
　本展を通じて、書物を巡る様々な物語を楽しんでいただくとともに、書物の奥深い世界を感じていただければ幸いです。