貴衆両院と政府は、新憲法の公布を契機として、12月1日、新憲法の普及徹底のために、帝国議会内に憲法普及会を設けます。その活動のひとつとして、昭和22年2月15日から5日間の予定で、「中央官庁職員に対し直接新憲法の精神を徹底せしむる目的」により、憲法普及会主催の憲法普及特別講習会が企画されます。各省庁等から推薦された職員約700名のほか、東京帝国大学の学生にも傍聴を許したため、連日、受講者1,000人を超える盛況だったということです。