本文ここから
新憲法の制定

帝国憲法改正案審議

帝国憲法改正案を審議する第90回臨時帝国議会が、5月16日に召集されました。同議会は6月20日に開会、10月11日に閉会されました。

帝国憲法改正案は、6月25日に衆議院本会議に上程され、同月28日芦田均を委員長とする帝国憲法改正案委員会に付託されました。委員会は、7月1日から7月23日まで審議を行った後、小委員会を設置して、各会派から提出された修正案の調整を行いました。8月21日帝国憲法改正案委員会で共同修正案を可決し、8月24日の本会議で修正案が可決されました。

衆議院で修正のうえ可決された帝国憲法改正案は、8月26日に貴族院本会議に上程され、同月30日に安倍能成を委員長とする帝国憲法改正案特別委員会に付託されました。特別委員会は、8月31日から10月3日まで審議を行い、小委員会を設置するなどして修正点を取りまとめます。そして、10月6日の貴族院本会議において、修正のうえ可決されました。修正箇所は直ちに衆議院に回付され、10月7日、衆議院本会議において可決され、両院の議決は確定しました。

  1. 帝国憲法改正案を帝国議会の議に付するの件裁可書昭和21年(1946)6月12日

    1. 1
    2. 2
    3. 3

写真をクリックするとさらに大きい画像がご覧いただけます。

本文ここまで