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49.歩兵令詞・英国歩兵操練図解ほへいれいし・えいこくほへいそうれんずかい

幕末には、オランダ・イギリス・フランス各国の歩兵操典(歩兵の訓練法や戦法の基本を記した書)が翻訳刊行されましたが、資料はいずれもイギリス歩兵操典の翻訳書。『歩兵令詞』は、令詞(号令)の部を訳したもので、幕府陸軍の銃隊方で訳し、慶応3年(1867)に刊行されました。全3冊。『英国歩兵操練図解』は、英語に堪能で、横浜でイギリス人から用兵術を学んだ経験がある古屋作左衛門(ふるやさくざえもん 1833-69)の訳で、慶応4年(1868)刊。全2冊。歩兵隊の行進の仕方や各種編成について略図入りで解説しています。

幕府陸軍は、フランス人教官を招いて陸軍伝習を行う以前に、生麦事件の余波で横浜に駐留していたイギリス軍士官に教練を要請しており、英国式歩兵教則の翻訳も、このような日英の交流を背景にしていたのでしょう。

古屋作左衛門は、初め高松姓。筑後久留米藩を脱藩したのち、古屋氏を継いで幕臣となり、維新後は「衝鋒隊(しょうほうたい)」を率いて各地で新政府軍と戦いましたが、箱館の五稜郭で戦死しました。

歩兵令詞
歩兵操練図解

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