国立公文書館では、平成25年6月11日(火)、福岡県において、平成25年度全国公文書館長会議を開催しました。
この会議は、公文書館法の円滑な運用及び歴史資料として重要な公文書の適切な保存・利用を図るため、国及び地方公共団体が設置する公文書館の館長等の参集を求め、全国の公文書館等が当面する諸問題についての協議を行うとともに、相互の緊密な連絡を図ることを目的として、平成元年から開催しており、今年度も、「国際アーカイブズの日」記念講演会と併せて開催しました。
会議には、国及び地方が設置する公文書館、公文書館設置を検討している地方公共団体等から100名が参加し、「公文書館を巡る諸問題に関する意見交換」の議題に関し、当館及び九州地方における各公文書館等から報告を行いました。
国立公文書館における取組について
まず、国立公文書館における取組について、当館から、館の概要や平成24年度事業及び平成25年度計画のポイントについて報告した後、当館の事業の特色として、保存のための適切な措置や原本の特別利用、展示等について紹介しました。
九州地方における各公文書館等の取組について
次に、九州地方における各公文書館等の取組として、佐賀県公文書館から公文書館設立の経緯や設立後の動き、今後の課題等について報告があり、次いで天草市立天草アーカイブズから、天草アーカイブズ業務の特徴とその取組についての報告がなされました。さらに、熊本県から、条例施行に基づく新たな行政文書管理制度について報告がなされ、散会しました。
また、前日10日(月)午後には、全国公文書館長会議出席の実務担当者による意見交換会が行われ、各公文書館等から58名の参加がありました。主に、公文書の利用に係る審査基準、受入れ公文書等の保存・利用について活発な意見交換がなされました。
なお、意見交換会の後には福岡共同公文書館見学が実施され、各公文書館等から80名が参加しました。
【高山前館長挨拶】
【加藤館長挨拶】
【小原福岡共同公文書館長挨拶】
【国立公文書館報告】
【佐賀県公文書館報告】
【天草アーカイブズ報告】
【熊本県報告】
【福岡共同公文書館見学】