伊藤博文にかわって明治36(1903)年、政友会総裁となった西園寺は、明治39(1906)年、政友会を基盤として、第1次内閣を組織しました。同内閣は、軍事上の必要もあって鉄道国有法を制定。17社の私鉄が買収されて幹線のほとんどが国有となりました。
また、ポーツマス条約により得た南満州の東清鉄道(現在の中国の旅順・長春間を結ぶ鉄道)の権利等を基に、南満州鉄道株式会社設立の勅令(明治39年勅令第142号)を出すなど、満州での日露戦後処理にも取り組むとともに、満州経営の基盤整備を行いました
。
解説文の表示/非表示