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戦後改革の諸相

昭和20年

東久邇内閣総理大臣は、9月11日の閣議において、「我々の前途は益々荊の道を分けて進まねばならないと思う、之と共に一方将来の建設の踏み切りをも準備しなければならないと思う」と述べ、12月の始めまでの施策の実行計画を各省において作成し、9月末までに提出するよう通達しています。これに対する、9月29日付の厚生省からの回答には、「議会提出予定法律案(案)」の中に労働組合法の名称もみえます。

また、9月18日の閣議では、陸軍大臣から終戦業務の進捗に伴う陸海軍省の内容整理・存廃に関して、12月1日(海軍は明年1月1日)をもって陸海軍省をそれぞれ第一、第二復員省(局)に改める案が説明されます。その後、10月27日には、「陸海軍省の廃止に関する件」が閣議決定され、11月30日限りで陸海軍省を廃止し、12月1日を以って第一、第二復員省を設置することとなります。

  1. ポツダム宣言の受諾に伴う各省実行計画昭和20年(1945)9月11日

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