11月4日政府声明の「産業経済の再建に関する事項」には、「基本的国内産業の開発強化」の項目に、「石炭の増産と品質の改善」が掲げられています。

昭和21年12月27日には、経済安定本部の提案により、国内資源を最も基礎的な石炭鉱業と鉄鋼業に重点的に投入し、重油輸入等で補完しながら、石炭と鉄鋼の相互循環的な増産の効果を次第に他産業に及ぼしていこうという、いわゆる「傾斜生産方式」を採用した「昭和21年度第四・四半期基礎物資需給計画策定並に実施要領」が閣議決定されます。

39. 傾斜生産方式の採用昭和21年（1946）12月27日

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