明治37(1904)年2月、日露戦争が勃発。桂内閣は、苦しい財政状況の中、戦費を調達するため、増税、内国債発行だけでなく、外国債を募集します。この勅令では、外国債は、ロンドン及びニューヨークで募集し、年利6%。1億円相当の額を調達するとしています。当時、日銀副総裁だった高橋是清(1854〜1936、その後蔵相、首相等を歴任)は、米欧の銀行家と交渉し、戦費調達に成功しています。
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